J1のFC東京は9日にJ1第7節を戦い、2-2で引き分けた。勝利はならなかったものの、スタジアムを盛り上げたベテランの姿に称賛が集まっている。
FC東京は9日、ホームに湘南ベルマーレを迎えた。リーグ戦ではここ2試合勝利がなく、ぜひとも勝点3を積み重ねたい一戦だった。
前半のうちに先制したものの、楽な流れにはならなかった。後半開始9分で追いつかれ、その5分後には逆転を許している。
後半20分に試合を振り出しに戻したものの、緊迫感あふれる状態に変わりはなかった。そんな中、ベテランがワンプレーでスタジアムを盛り上げることに成功している。
後半29分のことだった。湘南陣内深くまで蹴り込まれたボールを、交代出場していた長友が追いかける。湘南の中野嘉大がゴールライン付近まで戻ってクリアを試みたが、そこにしつこく絡んだのが長友だった。コーナーフラッグ付近でマイボールにし、最後には加勢に来た湘南DF杉岡大暉にボールを当て、相手陣深くでのマイボールのスローインにすることに成功した。
ベテランの熱気は、ここで終わらない。スローインを奪うと、ガッツポーズを繰り出し、さらに両手を振り上げてスタジアムをあおる。