現地時間の4月8日、ラ・リーガ第28節が行われてサッカー日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダがヘタフェと対戦した。久保が今季リーグ戦6得点目を決めている。
久保にとっては古巣戦だった。20/21年シーズンの途中から所属していたヘタフェ相手に先発出場すると、自身の成長を見せつける恩返し弾を決めたのだ。
それは、後半15分のこと。前半終了間際にスペイン代表MFオヤルサバルのゴールで1点をリードしていたソシエダに追加点をもたらした。
久保へのラストパスは、左サイドでうまくつないでもたらされたものだった。自陣からパス交換を行い、相手陣内に侵入。最後は左サイドの背後に抜け出したMFミケル・メリーノがゴール前にグラウンダーのクロスを送る。
ヘタフェがこのサイドに守備の人数を割かなければいけなかったこと、また、久保がうまく背後に走っていたことから、ゴール前で日本代表はフリーの状態に。クロスを左足で丁寧に合わせての完璧な崩しでゴールネットを揺らしたのだ。
久保にとって今季6得点目となるラ・リーガのゴール数だが、これは、日本人史上過去最多となるもの。チームメイトのお膳立てによって、記録を更新してみせた。