日本サッカー協会(JFA)は、SNSを更新した。ポルトガル遠征中の女子日本代表チームをまさかの人物が出迎え、選手たちも驚いた様子が伝えられている。
なでしこジャパンは現在、ポルトガルへと遠征している。今年7月に開幕する女子ワールドカップに向けて、チームづくりをさらに進めていくためだ。本大会を前にして、最後の海外遠征となるこの機会を、大いに活用することになる。
選手たちにとっては、本大会でのメンバー入りに向けた重要なアピールの機会でもある。ワールドカップ開幕まで4か月を切り、メンタル的にもきつい時期に入っていく。
そんななでしこジャパンの選手たちに、心強い味方が現れた。チームが乗り込んだポルトガルを現在のホームとする「キング・カズ」こと三浦知良だ。
今年2月で56歳になったキングは、今も現役選手として挑戦を続ける。今シーズンはポルトガル2部のUDオリヴェイレンセへと期限付き移籍。前人未到の荒野を歩き続ける。
まさに、生ける伝説と呼ぶにふさわしい人物が、なでしこジャパンの激励に駆け付けた。JFAのSNSによると、スタッフが「はるばるありがとうございます」と伝えたところ、「はるばるはみんなでしょう、ようこそポルトガルへ」と最高に男前な出迎えの言葉をかけてくれたという。
JFAはさらに、キング・カズとなでしこジャパンのふれあいの様子も写真で紹介した。サングラスをかけたキングは池田太監督と握手をかわし、サインを記したユニフォームを持った熊谷紗希とも笑顔で写真に収まっている。
さらに、猶本光は単独での握手に成功。JFAのSNSによれば「ちゃっかり握手してもらっていました」とのことだが、猶本の表情には緊張がありありと表れており、勇気ある決断だったことがうかがえた。