3月28日、サッカー日本代表はコロンビア代表と対戦した。結果は1-2の敗戦。第2次森保ジャパンは最初の2戦を1分1敗の未勝利で終えることとなった。
コロンビアに敗れはしたものの、開始3分で日本が先制点を奪った。右サイドから供給されたクロスに合わせて走り込んだのが三笘で、両足で思い切りジャンプすると、相手選手を凌駕する高さでボールを叩きつけたのだ。ドリブラーとして知られる三笘の、意外過ぎる打点の高さでのゴールシーンだった。
たしかに三笘のタイミングやジャンプ力はすごかったものの、その前の2つのプレーも注目すべき好プレーだった。そして、その2プレーがなければ、三笘の先制ゴールは生まれなかった。
まずは、三笘に供給されたクロスそのものだ。守田英正はこの場面で、右サイドにボールを受けに行ったが、落としを受けるや右足ダイレクトでのクロスをファーに送る。
守田がボールを受ける時点でPA内には1人しかいなかったが、三笘が走り込むと予想していたのか、あるいは川崎フロンターレ時代のチームメイトとイメージを共有していたのか、誰もいないファーに素早く蹴り込んでいるのだ。