避けられないとはいえ、やはり寂しい気持ちがつきまとう。
3月23日、元スペイン代表でJ1ヴィッセル神戸で昨年までプレーしたFWボージャン・クルキッチが現役引退を発表した。
32歳のボージャンは、バルセロナのアカデミー育ち。17歳でトップチームに昇格してデビュー。その後、ローマ、ACミラン、アヤックス、ストーク・シティ、アラベスなどを経て2021年にヴィッセル神戸に移籍。日本のファンを熱狂させた。
ボージャンはバルセロナの本拠地、カンプ・ノウで引退を発表。その後、ツイッターにそれまで自身が所属したチーム11枚のユニフォームの前で微笑む写真を投稿。左上のバルセロナの27番からスタートした遍歴は、右下のヴィッセル神戸の9番が一際輝いている。
ユニフォームの画像には、「Gracias」「Grazie」「Thank you」と9か国語で感謝の言葉がつづられ、最後の9個目に 「ありがとうございます」と日本語でしめくくられていた。