３月２４日、南米の強豪・ウルグアイを迎えて対戦したサッカー日本代表。第２次森保ジャパンの初陣は、１－１で引き分けで終わった。
この試合でひと際注目を浴びたのが三笘薫だった。カタールワールドカップでは４試合途中出場で日本に流れを引き寄せ、結果も残した。日本人ファンからは、「先発で見たい」という声が多く上がっていたが、この試合でついに先発に。２３日に行われた前日会見で、森保一監督が予告先発をしたうえでのスタメン入りだった。
それほどの待望論が出るのは、プレミアリーグを席巻する突破力を持つドリブルがあるから。世界最高峰のリーグでも違いを見せるプレーは、多くの人を惹きつけるのだ。
その三笘は、ウルグアイ戦でも序盤からドリブルで見せた。幾度も相手守備陣に襲い掛かったが、後半９分の場面もその一つだ。
自陣のペナルティエリア左前でまずは相手選手を一人交わすと、そのままドリブルを開始。センターサークルの左を縦に貫くと、目の前には相手選手が３人。その左右の大外に、日本代表の選手がそれぞれ１人ずつ背後を狙って走っている。
その状況で、相手選手３人のうち１人が後退を止めて三笘に寄せに行く。しかし次の瞬間、三笘は右足で前にスルーパスを供給。左の大外から中に入ってきた浅野拓磨にピタリと合う。快足ストライカーはそのままペナルティエリアに侵入してシュートを放ったが、これは相手GKにキャッチされてしまう。
