3月21日、WBC2023の準決勝がアメリカで行われ、メキシコと対戦した侍ジャパンは劇的な勝利を挙げて、日本中を興奮に包みこんだ。
その劇的な瞬間は、最後の最後に訪れた。侍ジャパンの村上宗隆内野手が逆転サヨナラ二塁打を放ったのだ。その瞬間、日本中が熱狂したが、それは、競技の垣根を超えたサッカーでも同様だった。
すでにJ2長崎のクラブハウス内の興奮の様子も報じたが、J2大分トリニータも同様だったようだ。クラブの公式ツイッターが、その決定的な瞬間を公開した。
TVの前に集まる、大分の選手たち。その画面に映し出されているのは本塁に向かって猛スピードで走る周東佑京で、そのスプリントする姿に対し、「行け、行け!」などと応援の声を発し、サヨナラ勝ちが決まるや、一斉にガッツポーズと雄たけびを上げたのだ。部屋は歓喜と興奮に包まれ、「痺れる」「ヤッバ」などの声も聞こえてくる。
スタジアムではふだん自分たちがプレーして興奮を与える側だが、その逆転した状態を見せたのだ。