3月12日に行われたKリーグでのワンプレーが、日本のサッカーファンの間でSNSを中心に話題になっている。
昨年まで浦和レッズでプレーしていた江坂任は、今季から韓国1部の蔚山現代FCに所属。初めての海外移籍に挑戦している。
その蔚山は、12日にFCソウルと対戦。上位争いを繰り広げるライバルチームのホームに乗り込んだものの、後半8分に先制点を許してしまう。
しかし、そのわずか2分後に同点に追いつくと、試合終盤の後半43分に逆転弾を決める。そのゴールを演出したのは江坂の判断だった。
この場面で、ソウルのDFがGKに左足でバックパスをしてボールを戻す。GKは自身の足元にボールを置いてゆっくりと時間を使おうとしたため、最前線にいた江坂が近寄ってプレーをさせようとする。しかし次の瞬間、GKはなんとボールを両手で持ち上げてしまったのだ。
足でのバックパスは手で処理してはいけないため、すぐに蔚山の選手は抗議。そして最も近くにいた江坂はそのボールをGKから奪うと、すぐに芝の上に置いてクイックリスタートで試合を再開させる。これを味方FWがシュートしたもののGKが弾くと、そのこぼれを蔚山の別の選手が押し込んで、逆転したのだ。