若き日本代表が、U-20ワールドカップ出場を決めた。残した結果のみならず、SNSで公開されたパフォーマンスに「スポーツが一つになっている」と称賛の声が上がっている。
U-20日本代表は現在、ウズベキスタンで開催されている年代別のアジアカップに臨んでいる。狙うは、今年5月にインドネシアで開幕するU-20ワールドカップへの出場権だ。
若き日本代表は、グループステージを3戦全勝で突破した。ただし、中国とサウジアラビア相手には1点差と、緊張感あふれる戦いが続いていた。
12日に行われたヨルダンとの一戦は、さらに緊迫した。一発勝負のトーナメントであるとともに、この一戦に負けてしまうと、U-20W杯出場も消滅してしまうからだ。
試合は0-0のままハーフタイムを迎えた。均衡が破れたのは後半9分のことだった。ヨルダン陣内でのハイプレスから、こぼれ球を拾った北野颯太がクロス。ゴール前に詰めていた坂本一彩が1タッチで叩き、先制点を決めた。
後半25分には、北野のシュートが弾かれたところを、ゴール前に駆け込んでいた熊田直紀がしっかり反応して頭で押し込み追加点。守備陣もゴールを許すことなく、2-0で日本勝利した。
世界大会出場権というミッションを達成した選手たちの笑顔がまぶしい。日本サッカー協会がツイッター公式アカウントで投稿した写真には、松木玖生、坂本、山根陸が、満面の笑みを浮かべて収まっている。
しかも、この写真は一味利いていた。3人ともに、両こぶしを重ねている。現在、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦っている侍ジャパンこと野球の日本代表から大流行している「ペッパーミル」パフォーマンスだ。