WBC始球式を務めたサッカー日本代表森保一監督「かあいい」「お辞儀マックス」何度も頭を下げ「W杯より緊張」との指摘の画像
ワールドカップよりも緊張する姿を見せた森保監督 撮影:中地拓也

 日本サッカー協会(JFA)が10日、SNSを更新。サムライブルーと同じく世界の頂点を目指す野球の日本代表への、森保一監督の全力でのエールの様子を公開した。

 侍ジャパンこと野球の日本代表は現在、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨んでいる。2006年に始まった同大会で、日本は最多となる2度の優勝を誇る。6年ぶりの開催となる今大会では、2009年以来3大会ぶりの世界タイトル奪還を狙っている。

 同じ世界一を目指す日本代表を率いる指揮官として、森保監督は侍ジャパンを応援する。大会前には侍ジャパンの栗山英樹監督と対談するなど、親交を深めてきた。

 サムライブルーをワールドカップでベスト16に導いた指揮官が、ひと肌脱いだ。日本の初戦となる9日の中国代表戦で、始球式を務めたのだ。

 侍ジャパンのユニフォームの背には、「MORIYASU」の名と、背番号「1」。横一文字の「はじめ」の名と、世界一を目指してともに戦う意思を表した背番号だった。

 森保監督のふだんとは違う姿を、JFAがツイッター公式アカウントで公開した。マウンドに上がる前から森保監督を追う、興味深い映像だ。

 通路を歩く森保監督は、何度も肩を回している。自身がベンチに入る試合とは違い、グラウンドに出る直前の表情を見てもかなり緊張しているようだ。

「よし」と一言つぶやいてグラウンドに出てからも、しきりに肩を回し続ける森保監督。硬い表情を浮かべていたが、栗山監督と握手と言葉を交わすと、ようやく笑顔が浮かんだ。

 何度もあちらこちらに頭を下げながら、キャッチボールで最終調整。ようやくマウンドから投げたボールは、山なりだったがしっかりキャッチャーのミットに収まった。最後まで四方に頭を下げ続け、ようやく大役が終わった。

 この動画を、人々はほほえましく見守ったようだ。

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