日本代表MF田中碧らが所属するドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフは、クラブのレジェンドを称える特別ユニフォームを発表した。今週末の試合で、着用される予定だ。
デュッセルドルフは6日、新たに作成された特別ユニフォームを公開した。クラブのレジェンドである、パウル・ハネス氏を称えたものだ。
ハネス氏はデュッセルドルフのみならず、ドイツサッカーのレジェンドでもある。18歳でデュッセルドルフの一員となったハネス氏は、他クラブへ移籍した時期もあったものの、プロキャリアをスタートさせたクラブでスパイクを脱いだ。デュッセルドルフで500試合以上をプレーし、ドイツ代表でも71試合に出場。このキャップ数は、当時のドイツ最多記録だった。
引退後は監督としてもデュッセルドルフをけん引した偉人は、1912年3月11日に生まれた。ちょうど今週の土曜日が、ハネス氏の生誕111年を迎える記念すべき日にあたるのだ。
そこでクラブは、ハネス氏に捧げるスペシャルなユニフォームを作成。ハネス氏の現役時代のデザインをよみがえらせた。
デザインはシンプルだ。ベースは白で、上腕部分と襟がクラブカラーの赤に染まるが、現在の色よりもややダーク。前面の中心部では日の丸のような大きな円の中に、「F」の文字が躍っている。