■「涙が出そうです」

 サポーターが掲げた「再会」が果たされるのが、2023年3月12日。この週末の試合なのだ。いわきFCは、この時の写真を公式ツイッターに投稿した。そして、以下のようなメッセージを添えている。

「試合後にベガルタ仙台サポーターの皆さんが掲げてくださった横断幕です。2023年3月12日、14時キックオフ。約束の一戦です。」

 6年超しの想いが叶う日は、奇しくも、3・11の翌日。それぞれのホームタウンへの想いを胸に抱えながらピッチに立つことになる。この投稿は大きな反響があった。

「涙が出そうです」
「まさか6年でリーグ戦での対戦が実現する日が来るとは…」
「アツすぎる そして東北の人々にとって、この日にこのカードで試合が開催されることには特別な思いがある。」
「感動の再会ですね」
「約6年越しに夢が叶う」
「ぐっと来るものがあるなぁ」
「ついに実現する。」

 3月11日に対する両クラブとサポーターの想いは強い。ユアスタのピッチでどのような試合が繰り広げられるのか。6年越しの再会は、間もなくだ。

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