■「自分のところでもっとボールを引き出せるように」
また、「ボールは試合全体で持ってたんで、自分のところでもっとボールを引き出せるようにできれば」と、自身のストロングであるドリブルを披露できなかった要因にも言及。もともと課題だとしていた守備についても、「切り替えが遅くてカウンターをくらう部分もあったので、練習からもっとそこを意識してやっていきたい」と改めてその必要性を実感した。
履正社高校から入団した名願は、公式戦の出場はこれが初めて。沖縄キャンプからプロ相手に、自慢のドリブルを披露してきたが、6900人の観客の中でその実力を発揮できなかった。
ただ、その能力に疑いの余地はない。プロ独特の雰囲気に慣れれば、きっとその実力を見せることができるはずだ。次なるチャンスに備え、切れ味鋭いプレーをさらに磨いていく。
(取材・文/中地拓也)