3月4日、今季のJ3が開幕した。そして翌5日に行われた試合でのワンシーンがサッカーファンの間で話題になっている。
この話題の舞台は、Pikaraスタジアム。ここを本拠地とするカマタマーレ讃岐が、元サッカー日本代表の中山雅史監督率いるアスルクラロ沼津を迎えて開幕戦に挑んだのだ。
現役時代、勇猛果敢にゴールを狙った中山監督のように、沼津がこの試合で猛攻を仕掛けた場面があった。スルーパスに抜け出したFW和田育がシュートを放つも、これは讃岐GK高橋拓也が弾く。そのこぼれを、沼津MF持井響太がダイレクトで弾くも、今度は讃岐DFがブロック。待井がさらにこぼれを狙うが、今度は別のDFが防ぐ。
さらに、そこから沼津の選手が立て続けに2発のシュートでゴールを狙うが、いずれも讃岐の選手が防いだのだ。ここまで沼津が放ったシュートは5本。しかも、そのいずれもが枠を捉えていたが、ホームチームが気迫でこれを守り切ったのだ。
その甲斐もあって讃岐はスコアレスで時間を推移させると、試合終盤に劇的なゴールを奪取。開幕戦を1-0で制することに成功したのだ。