名前に「フロ」が付くことから、“風呂”や“26”にまつわるイベントや企画を行う川崎フロンターレ。現在実施しているクラウドファンディングも、見事にこの縛りにしてみせた。
2022年のユニフォームは“風呂タイル”をモチーフに。今年のJリーグ開幕戦では選手入場の際に番台を用意して選手がのれんをくぐってピッチに登場するという斬新な光景を日本中に見せつけたクラブだけに、クラウドファンディングの金額はたやすいもの。すべて、“26”がつく設定でクラウンドファンディングを実施している。
しかし、そのリターン内容にシャレ感覚は皆無。今回用意されたのは、すべて本気モードだ。最も高額な支援金額となる26万円(税込み)を支援した人には「VIPルームで観戦コース」と題して、等々力競技場での試合をソファなどが設置されたVIPルームからの特別待遇での観戦が用意されたのだ(先着1名で、すでに終了)。
他に、2万6千円(税込)の支援をした人にはクラブの特別なデザインが施された燃料電池車「MIRAI号」とハイエース「Anker フロンタウン生田1号」「Anker フロンタウン生田2号」のそれぞれの車体に応援メッセージが掲載することができる。最もお手軽なのが「マグカップで応援コース」で、2600円(税込・送料込)を支援すれば「川崎フロンターレ公認マグカップ」が一つリターンされるというものだ。
今回のクラウドファンディングで集まった資金は、「Anker フロンタウン生田」で使用するMIRAI号とフロンタウン生田1・2号の維持・管理に当てられるという。