3月4日、アルビレックス新潟が今季のホーム開幕戦を迎えた。J1復帰を果たしたチームにとって、北海道コンサドーレ札幌を迎えたこの試合は、6年ぶりのJ1の舞台でのホーム戦となった。
しかし、先制点を決めたのはアウェイチームだった。前半17分、新潟は左サイドからのクロスをそのまま失点につなげてしまったのだ。
しかし、その4分後にスコアはイーブンとなる。伊藤涼太郎がファインゴールを決めたのだ。
この場面は、新潟は最終ラインからボールを素早く縦につないで前進し、左サイドから前進。MF三戸舜介がペナルティエリア侵入に成功する。そしてそこから中にカットして入り、そのままペナルティアークの方向へ移動すると、その中で伊藤に短くパスを送る。背番号13はこれを受け取るだのだが、右足をやや引きながらのトラップで、足元深い場所にボールが入る。
それでもこのテクニシャンは意に介さない。足を細かく踏んでシュートフェイントを入れると、突如、右足を振り抜く。そして次の瞬間にはゴールネットを揺らしており、相手GKも反応できない間合いでのゴールとなったのだ。