現地時間2月28日、FAカップ5回戦が行われ、サッカー日本代表・三笘薫が所属するブライトンは、ストーク・シティと対戦した。
この試合で、先発出場した三笘が驚きのプレーを見せた場面がある。スコアレスで迎えた前半24分のことだ。
4-2-3-1の左サイドで先発した三笘の先にあるスペースを目掛けて、最終ラインからロングボールが出る。これに呼応して、日本代表がスプリント。ボールを受けようとする。
しかし、相手選手もピッタリとついてきており、ボールを簡単に収めることは難しい場面といえた。そこで三笘が選択したのは背中でトラップすることだった。ボールの落下点よりもわずか先に走って背中のやや右側にボールを当ててピッチに落とすと、同時に、反転。そのボールを足元でしっかりと収める。
この時点で体はタッチラインを向いていたが、うまく体の向きを変えて相手と1対1の状況に。ここから突破に至ることはなかったものの、その間に味方が相手陣内に入ってきており、ロングボールを有効に生かしてみせたのだった。