J1の名古屋グランパスのホーム開幕戦を、2人の偉大なOBが訪れた。クラブに初のJ1タイトルをもたらした2人が収まった写真に、ファンは歓喜の声を上げた。
25日に行われる名古屋と京都サンガF.C.によるJ1第2節は、名古屋ファンにとっては特別な一戦だった。J1制覇を成し遂げた2人の元選手が来場したからだ。
ひとりは、田中隼磨さん。2009年から5シーズンにわたって名古屋でプレーし、右サイドバックとしてタフに上下動を続け、精神的にもチームを盛り立てた。その後、故郷の長野県のクラブである松本山雅FCで9年間プレーし、昨季限りで引退。入団初年度でJ1初昇格に貢献した松本と同様、名古屋でも多くの人から愛され続ける。
今回の京都戦では、セレモニーでのプレゼンターを務めた。また、ゴール裏のファンと交流する場面もあった。
田中さんがトラメガを手に語り掛けると、サポーターからは現役時代のチャントがお返しとして届いた。田中さんが目じりをぬぐったこの場面がクラブのツイッター公式アカウントで公開されると、感動の声が上がった。
「泣けるわ」
「隼磨チャント、久しぶりに聞いた!」
「このチャント本当に好きだったなぁ」
「ここでチャントが聞けると思わなかった… マジ泣いた」