J1の横浜F・マリノスからMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍したGK高丘陽平が、新天地デビューを果たした。試合後には英語でインタビューにも披露し、完璧な初陣を飾った。
横浜FMが今季のJ1初戦を戦った翌18日、1人の選手の退団が発表された。これまでに海外移籍を前提として交渉していると伝えられていた高丘の、MLSバンクーバーへの完全移籍が決まったのだ。
年明けの経過報告からとんとん拍子に事が進んだが、高丘の動きはさらにスピーディーだった。バンクーバーからも加入が発表された現地18日には、アメリカ・カリフォルニア州で新天地デビューを飾ったのだ。
バンクーバーは現地時間26日に今季初戦を迎える。そのMLSの今シーズン開幕前最後のフレンドリーマッチであるミネソタ・ユナイテッド戦に、先発で出場したのだ。
前半から好セーブを見せるなど、チームに貢献。2-0の完封勝利を収めて、チームとともに気持ち良く開幕を迎えることになった。
試合後には、初陣を飾った新戦力としてインタビューを受けた。通訳もつけずに女性リポーターの質問を受けたのだが、高丘はここでも完璧な対応を見せた。「2-0は僕にとってもチームにとっても良いものです」「JリーグとMLSでは、守備面でちょっとした違いがありますので、できるだけ早く適応しなければなりません」などと、3分間近いインタビューを英語で完璧にこなしたのだ。