今季のJ2で、大分トリニータはかなり手ごわいクラブになりそうだ。ピッチ外でも、積極的な攻勢を見せているのだ。
前身のクラブ時代から、大分は実直に歩みを進めてきた。旧JFLでも3シーズン戦ったのち、J2での4年間を経て、2003年にはJ1へと初昇格した。
J2降格を経験し、2013年にはJ1へと復帰。だが、2016年にはJ3へと急速に落ちていった。そこからは3年でJ1へと到達。浮き沈みの激しいシーズンを経験した時期もあった。
そんなクラブだが、マスコットのニータンはカメをモチーフとしている。そのマスコットに負けないよう、クラブはゆっくりであろうと力強く、一歩一歩踏みしめようとしている。
チームが安定して力を発揮するには、クラブもしっかり体力をつけなければいけない。そのためには、グッズ販売などさまざまな形で認知度を高め、収益を増やしていくことが肝要となる。ニータンもまた、クラブを大きくする重要な要素だ。新シーズンを前に、積極的な姿勢が目立つ。
クラウドファンディングの返礼品としてつくられたメガニータンが話題となったが、今度はプチニータンの発売を決定。メガニータンに子どものように群がるプチニータンの写真がクラブのツイッター公式アカウントで公開されると、早くも「これは買うしかない!」「ニータン、卵胎生だった」「ニータンがお母さんみたい」と、心をわしづかみにされたファンから反応が寄せられた。