今夜、ついにJリーグが開幕する。オープニングゲームは昨季王者である横浜F・マリノスと優勝奪還を目指す川崎フロンターレの一戦だ。
直近6年のJ1王者はこの2クラブで分け合っている。特に川崎は17年、18年、20年、21年と4度も制覇。その中で常にチームの攻撃をけん引しているのが家長昭博だ。
現在のポジションは4-3-3の右ウイング。といっても、縦に突破する場面はそれほど多くはない。右ウイングを起点としてピッチを縦横無尽に動き回り、時間とパスサッカーを操るのだ。そのフィジカルの強さとアイデア、そして技術があればこそできるのであって、Jリーグを見渡してもそれ以上の存在感を出せる選手はいないかもしれない。
さらに昨季はチームでも指折りの出場時間数を誇り、鬼木達監督も報道陣に対し「別格」という言葉を使って手放しで称賛するほどだった。
その家長の魅惑のプレー集をJリーグが公式ツイッターに投稿した。ガンバ大阪戦での豪快なハーフボレーを決めた瞬間を筆頭に、北海道コンサドーレ札幌戦での鮮やかすぎて一人でプレーしているかのようなドリブルシュートも収められている。