J1のサンフレッチェ広島が、今季限りで離れることになるホームスタジアムへの感謝を表すロゴを発表した。長年親しんだスタジアムへの思いを募らせるとともに、ファンの“有終の美”への気持ちを高めている。
サンフレッチェが、ホームタウンとともに大きな一歩を踏み出す。2024年、国際平和都市の中心に、公園やさまざまな施設と融合した新サッカースタジアムが出来上がるのだ。
サンフレッチェにとっては、長年の思いの結実だ。推進プロジェクトが設立されたのが、2003年のこと。実に20年以上という長い年月を越えて、夢が結実しようとしている。
喜びの一方で、寂しさも募る。サンフレッチェは、1994年から広島ビッグアーチをホームスタジアムとして使用してきた。2013年からエディオンスタジアム広島と名称を変えてからも10年。長年親しんできたスタジアムを後にしなければならないのだ。
今季がラストシーズンとなるそのホームスタジアムへの思いを、クラブはさまざまな場所で表現していく。クラブの制作物などで掲出するよう、スタジアムへの思いを込めたロゴを制作、発表したのだ。
象徴であるアーチに焦点を当てたイラストに、「Thanks」の文字を乗せている。色はもちろん、クラブカラーの紫だ。その下には手書きの「ありがとう、エディオンスタジアム広島」の文字。スタジアムへの感謝と郷愁が表されている。
クラブが8日にツイッター公式アカウントで発表すると、すぐに高評価の声が相次いだ。
「良いデザインやなあ」
「これは保存」
「ロゴのステッカーほしい」