「いつの間にそんなエレガントパスを」シントトロイデンFW林大地のゴールを呼び込んだ、岡崎慎司ら「日本人3選手の“連係”」! 「自分が決めたみたい」と得点前後も見どころ満載の今季7点目の画像
林のゴールの前後には、日本人選手の支えが隠されていた 撮影:中地拓也

 ベルギーのシントトロイデンでプレーする林大地が、今シーズン7点目を決めた。オフ・ザ・ボールの動きも含めて見事なゴールだったが、その前後の要チェックポイントをファンは見逃さなかった。

 シントトロイデンは昨年末のリーグ再開後、先週末までに2勝2分1敗と勢いに乗り切れていなかった。プレーオフ2へと進出できる8位につけており、上位で争われるプレーオフ1出場権も視野に入れているところだった。

 そんなチームで気を吐いているのが林だ。再開後は2戦連続でゴール。中断前の第12節からフル出場を続けており、現地時間28日に行われたルーヴェン戦にも先発でピッチに立った。

 見せ所はいきなりやってきた。開始9分、攻撃がスピードアップすると、右への展開を視野に入れながらゴール前へと走り込む。ボックス右へとにじり寄る橋岡にボールを求めるジェスチャーをすると、要求通りに届いたボールをしっかり右足で叩いてゴールネットを揺らした。林にとって今季リーグ戦7点目となるゴールだった。

 シントトロイデンがこのゴールシーンをツイッター公式アカウントで公開すると、「また決めてる」「絶対2桁いける!!」と歓喜の声が上がった。「マジでオフザボールが素晴らしい」「しっかりバックステップで剥がしに行って冷静にシュートめっちゃうま!」と、ボールがない位置での動きへの賛辞もあった。

 だが、見どころは他にもあった。オフ・ザ・ボールの動き同様、ゴールが決まる前後にチェックポイントがあったのだ。

 ファンが指摘する。

「縦に楔入れてフリックでサイドの橋岡に繋いだオサレパス、まさかのザキオカで草。ザキオカさんいつの間にそんなエレガントパスを覚えたのだ」

 言及されたとおり、ゴール直前には右サイドで下がってきた元日本代表FW岡崎慎司が、鋭く入れられた縦パスを右足での見事な1タッチで自身の左後方へ流してチャンスを作り出している。「生涯ダイビングヘッド」を座右の銘とする泥臭さが売りのFWらしからぬビューティフルパスだった。

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