■鬼木監督「今日はちょっと落とした」と苦笑い

 そんな練習の感想を鬼木達監督に求めたところ意外な答えが帰ってきた。

 鬼木監督は、「いや、今日はちょっと落としたぐらいのつもりだったんですが(笑)」と苦笑い。「メニューもちょっと減らしたくらいで」との事で、そう言われてみるとたしかにメニューを一つ省くと選手たちに伝える声が聞こえてきていた。

「選手はガッツリと思ったかな?」と話す鬼木監督は「自分の中でちょっと落としました、明日からのために(笑)」と笑いながら練習場をあとにした。31日の名古屋戦に向け練習試合で出た課題を潰すメニューが組まれているのだろう。まさにそれがキャンプの醍醐味だ。

【江藤高志】
えとう・たかし/大分県中津市出身。IT系出版社で雑誌や書籍などを編集していた1999年に、パラグアイで行われたコパ・アメリカを観戦。これを機にサッカーライターに転身した。当初は故郷のJ2クラブ、大分トリニータを取材。石崎信弘監督との縁もあり、2001年途中から川崎フロンターレの取材を開始した。15年から『川崎フットボールアディクト』を創刊し、編集長として運営。今に至る。

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