「エモ過ぎて朝から泣く」ベガルタ仙台MF郷家友太の中学時代の「ベガユニ着用写真」が大反響! 写し出されたポーズに「11を選んだ理由がよく分かる」とファン感涙の声の画像
地元へと帰還し、活躍が期待されるMF郷家友太 撮影:中地拓也

 J2のベガルタ仙台MF郷家友太が、SNSに幼少期の写真をアップした。問わず語りに伝わる決意に、ファンも胸を熱くしている。

 この冬にヴィッセル神戸から完全移籍で加入した郷家だが、正しくは帰還である。宮城県出身であり、ベガルタのジュニアユースでプレーした。

 その新戦力が21日、今季のユニフォーム姿とともに、子どもの頃の写真をアップした。「12年前のジュニア時代。ユアスタ」とコメントが添えられていることから、中学1年生の頃の写真であると推察される。

 ユニフォームがだぶつくほどにまだ細い郷家少年は、笑顔で左腕を空に突き上げている。反対の右手は、コーナーフラッグを握っている。「ユアスタのコーナーフラッグあけといてください。ここに戻ります」。郷家は、そう記した。

 この投稿を見たファンは、すぐにピンときたようだ。コーナーフラッグを握るゴールセレブレーション。世界で言えば元イタリア代表FWフィリッポ・インザーギだが、敬愛する同選手のパフォーマンスをJリーグに持ち込んだのが、元日本代表FW佐藤寿人さんだった。

 佐藤さんが仙台でプレーした時期は、2003年からの2シーズンだけと長くはない。だが、J2を戦った2004年には20得点を挙げるなど強いインパクトを残し、何よりその人柄でファンに愛された。

 1999年生まれの郷家にすれば、佐藤さんのプレーを目にしたのは4、5歳の頃ということになる。その10年後にもゴールセレブレーションを真似していたということは、よほどの思い入れがある選手なのかもしれない。

 佐藤さんは仙台で託された背番号を、2020年に引退するまで愛用した。その背番号11を今季の仙台で背負うのが、ユアテックスタジアム仙台に戻った郷家なのだ。

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