ドイツ1部のバイエルン・ミュンヘンは、SNSで練習の様子を動画で公開した。選手の見事なプレーも目を引くが、練習用具にも驚きの声が上がった。
バイエルンは現在、ブンデスリーガで首位に立つ。ただし2位のフライブルクとは勝点4差しか離れておらず、現地時間20日のリーグ戦再開に向けてしっかりトレーニングに励んでいる。
リーグ戦開幕目前に、バイエルンは少しだけ練習の様子を明かした。インスタグラム公式アカウントで、動画を公開したのだ。
映っているのは、ドイツ代表ヨシュア・キミッヒだ。ペナルティーアークの手前にボールを置き、直接FKをゴールに沈めようとしている。
短い助走から右足を振るうと、ボールは壁代わりのボードをぎりぎり越えて、クロスバーをかすめるようにしてネットを揺らした。投稿には、「パーフェクト」などの賛辞が並んだ。
キミッヒのキックも見事だが、この動画には目を引く点が他にもある。練習用具の“まさかの動き”である。
日本でも壁代わりに通称「ベンケイ」と呼ばれる人に模した道具を使うが、バイエルンのベンケイはレベルが違った。なんと、ジャンプするのである。バイエルンが公開した動画で、キミッヒのFKが越えているのは“跳んだベンケイ”のわずか頭上なのだ。やはり、世界トップクラスになるには、道具も世界最高峰のものが必要ということなのか……。