■3つの文字と1つのイラスト
出場した28分間でゴールを決めることはできなかったものの、4-3の勝利に貢献。デビュー戦を白星で飾った。
そんなストライカーはオレンジのスパイクをはいていたのだが、その側面にある言葉が刻まれていた。がんを意味する「CANCER」の左には、3つの文字と1つのイラストが。それは、「F■CK」で、■には稲妻のマークが入る。お分かりだろうが、禁止用語とでも言うべき言葉をここに刻みたかったが、それがかなわず、一部をマークにしたのだ。■に入る文字を推測して入れれば、その意味は「がんのくそ野郎」になるだろう。
そんな言葉を刻んだものの、ファンからはSNS上で「彼に完全に同意する」「その通りだ」「彼の代わりに神に感謝する」といった言葉が並び、当然、支持された。病気を克服してピッチに立ったとはいえ、やはりそれを受け入れるのは相当な苦難があったはずだ。
ハーラー本人は、地元メディアに対して満足した出来ではなかったと語ったが、これはまだデビュー戦。その視線は、ゴールに向けられている。