■瀬川は大南に「あいつが付いてきてるだけです(笑)」

 ところで話は変わるが、練習を見ていると瀬川祐輔大南拓磨が一緒に居残りの技術練習を行ったり、二人でいる姿をよく見かける。これは新加入選手ということで意気投合したという訳ではなく、2020年と21年に共に柏でプレーしていたためで、旧知の仲だからだという。

 ちなみに瀬川は、「(大南は)レイソル時代から仲がいいので。(いつも一緒なのは)あいつが付いてきてるだけです(笑)」と言いながらも、「でも助かってます」と本音を口に。同じく大南も「助かります(笑)」と話していた。

 両選手とも今合宿のピッチ外の目標として、いろんな選手と話してコミュニケーションを取ることを上げており、実際に少しずつ違う選手と話す様子が見て取れている。今後、彼らの周りにどんな輪ができていくのか、楽しみだ。

【江藤高志】
えとう・たかし/大分県中津市出身。IT系出版社で雑誌や書籍などを編集していた1999年に、パラグアイで行われたコパ・アメリカを観戦。これを機にサッカーライターに転身した。当初は故郷のJ2クラブ、大分トリニータを取材。石崎信弘監督との縁もあり、2001年途中から川崎フロンターレの取材を開始した。15年から『川崎フットボールアディクト』を創刊し、編集長として運営。今に至る。

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