ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフは、スペインで行っているキャンプでの日本代表MF田中碧のトレーニングの様子を動画で公開した。改めてうかがえる田中の基本技術の高さに、賞賛の声が寄せられている。
デュッセルドルフは現在、シーズン再開に向けてトレーニングを進めている。8日には、スペイン南部のマルベーリャへと移り、トレーニングキャンプに入った。
田中はカタールワールドカップでの激闘の後、しばしの休養期間を与えられていたが、年が明けてついにチームに合流。寒いドイツから温暖なスペイン・アンダルシア地方へとチームメイトともに移動し、今月27日のリーグ戦再開へとピッチを上げている。
キャンプ2日目となる9日にも、広がる青空の下でトレーニングが行われた。その様子をデュッセルドルフは、日本語版ツイッター公式アカウントにて動画で公開した。
タイトルは「ボールポゼッション」。6対5でのボール回しの様子がアップされている。
人数が1人多い田中らは、パスをさばきつつ、1人がポジションを動かしたり、ドリブルも織り交ぜながらボールを動かしていく。ボールから遠目に位置を取った田中も、仲間の位置を確認しながら体の向きを調整しつつ手を挙げてボールを呼び、ファーストタッチで完璧な場所に置いては正確なパスをさばいていく。その動作を繰り返し、戻ってきたボールも正確に仲間へと渡していた。
さらに20秒ほどの動画の終盤では、仲間がボールを受けた瞬間に空いたスペースへと向かい、第3の動きとなるランニングを敢行。ややずれたボールをスライディングしながら1タッチでパスし、プレーの流れを止めなかった。