【高校サッカー選手権】岡山学芸館が県勢初の優勝達成! 今井拓人がオウンゴール誘発、木村匡吾が2得点を奪って東山を破るの画像
岡山学芸館の今井拓人 写真:松尾/アフロスポーツ

■1月9日/第101回全国高校サッカー選手権決勝戦 岡山学芸館(岡山) 3―1 東山(京都) (国立)

 岡山学芸館高校と東山高校による選手権の決勝が国立競技場で行われた。

 キックオフしてから数分が経過すると、東山が後方からショートパスをつないでいき、ボールを握りつつ攻撃するように。対する岡山学芸館は後方で奪ってからのカウンター、そして前線への長いボールを中心に攻め込んでいく。

 両チームのスタンスが明確にピッチ上に現れてからは、東山がチャンスを多くつくった。前半16分には、ペナルティエリア右へと侵入した北村圭司朗が低くて早いクロスを供給。GKとDFの間へとうまく放り込んだが、ゴール前に入ってきた味方に惜しくも合わず、先制点とはならなかった。

 その後も東山が幾度か攻め込む展開となったが、先手を取ったのは岡山学芸館。前半25分、自陣中盤で奪って速攻に転じると、右サイドをフリーで駆け上がった今井拓人がエリア右に侵入し、グラウンダーのクロスを送る。するとこれが戻ってきた東山のオウンゴールを誘発し、リードを奪っている。

 スコアが動いてからも東山がボールを握る展開は変わらず。真田蓮司と松橋啓太のボランチコンビが的確に味方に時間とスペースを配りつつ前進していった。

 すると前半44分、この2人が絡む形から東山は同点ゴールをゲットする。松橋のロングパスに抜け出した北村がペナルティエリア左からマイナスのクロスを送ると、これに真田が合わせる。ペナルティアークから放ったシュートはゴール右へと突き刺さり、同点へと導いた。

 前半終了間際にスコアは振り出しとなり、試合はハーフタイムへと突入している。

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