■木村匡吾の2得点で優勝を手繰り寄せる
後半が始まってわずか7分、岡山学芸館が勝ち越しに成功する。GK平塚仁からのロングボールによって発生したセカンドボールを拾って左サイドへ展開すると、ボールを持った田口裕真がクロスを供給。これにエリア中央で木村匡吾がヘディングで合わせ、ネットを揺らした。
再びリードを奪われた東山は後半14分に決定機を迎える。右サイドを崩して阪田澪哉がマイナスのクロスを送ると、これに合わせたのは前半にゴールを奪った真田だった。しかし、背番号7の放ったシュートは枠の上に外れている。
一方の岡山学芸館は後半16分、途中出場から流れを変えられる木下瑠己を投入し、サイドでの打開から追加点を狙いに行く。後半20分にはその木下ペナルティエリア左から惜しいシュートを放ち、チャンスを演出した。
その後も何度か相手ゴールに迫った岡山学芸館は後半40分に追加点を奪取。右サイドからロングスローを放り込むと、エリア左にこぼれてきたところを木村匡吾が右足で合わせ、枠の右へと突き刺した。
終盤に2点差をつけれらた東山は、ロングボールも駆使しつつ縦に速く攻撃。だが岡山学芸館のDF陣に跳ね返され、ゴールが遠い。
そして、アディショナルタイムも岡山学芸館が粘り強く守ると、試合は3-1で終了。同校が岡山県勢初となる優勝を成し遂げた。