カタールワールドカップで高い顔面偏差値と得点力で人気が爆発した韓国代表FWが、日本代表FW前田大然らと共闘する可能性が高まった。この冬のセルティックへの移籍に近づいていると、イギリス『デイリー・レコード』が伝えている。
韓国代表FWチョ・ギュソンは、カタールW杯でブレイクした。まず注目されたのは、ルックスだ。体格を活かした激しいプレーを披露したが、顔つきは端正。そのギャップが、人々の目を引きつけた。
次に、得点力だ。第2戦のガーナ戦では、敗れたものの2ゴール。W杯韓国代表選手が1試合2得点を記録するのは、これが初めてだったという。ソン・フンミンも無得点に終わった今大会の韓国代表で、最多得点者となった。
2019年にKリーグ2部でプロキャリアをスタートさせ、韓国代表デビューは昨年9月のこと。最終予選でも1得点のみだったが、本番でつかんだチャンスを見事にものにした。
人気は数字に表れた。W杯開幕前のインスタグラム公式アカウントのフォロワーは約3万人だったが、大会中に280万人を突破。韓国代表がカタールを去った後も増え続け、現在では295万人を越えている。さらには、上半身裸で見事に割れた腹筋を披露して人気ファッション誌『VOGUE』韓国版の表紙を飾るなど、一躍国民のアイドルとなった。
その人気ぶりは、本業のサッカー界でも沸騰していた。現在、Kリーグの全北現代でプレーするCFに対し、ヨーロッパのクラブが目をつけた。フランスのレンヌやトルコのフェネルバフチェが、獲得候補として名前を挙げられている。中でも可能性が高まっているのが、前田や旗手怜央らが所属するセルティックだ。韓国での報道では、全北は移籍金として220万ポンド(約3億5500万円)を求めており、セルティックとの合意に近づいているとされている。