ワールドカップは終了したが、サッカーのサイクルは止まらない。日本代表も、さらなる成長を目指していく。そのために重要なのが、若手の台頭だ。日本サッカーの未来を切り拓く若年代の育成について、サッカージャーナリスト・後藤健生が考察する。
■若手の大会が多い年末年始
さて、そうした組織的な問題はあるものの、日本の若手選手は順調に育ってきている(だからこそ、東京オリンピック世代がワールドカップで活躍できたのだ)。
年末年始は、若い世代の大会を見る機会が多くなる。
実際、すでに茨城県の大会でU-18日本代表の試合を観戦させてもらったし、高円宮杯全日本U-15選手権大会も取材した。
最近の若い選手たちはサッカー知識も豊富で、最新の戦術もしっかりこなしている。そして、特徴のある選手が多くなっているのも心強い傾向だ。