所属していた川崎フロンターレからの退団がすでに発表され、カタール移籍が決定的となっているサッカー日本代表・谷口彰悟。その送別会が12月25日に川崎市内で行われた。その後、谷口が取材に応じて移籍への想いを語った。
12月19日の午後11時20分、川崎フロンターレのOBである中村憲剛氏が自身のツイッターを更新し、谷口彰悟との2ショットを投稿した。添えられた言葉は「また会おう。」。2人の目は赤くなっており、多くの反響があった。
この投稿があった日、川崎フロンターレは大きな発表をしていた。それは、「谷口彰悟選手 退団のお知らせ」というもので、主将の電撃退団を伝えるものだった。川崎サポーターはもちろん、そうでなくても、驚きの声が出たであろう一報だった。
この中村氏の写真について谷口に尋ねると、発表のタイミングで会ったことを認めたうえで、「2人で食事に行く機会を(中村)憲剛さんがお忙しいなか作っていただいて、かなり濃い時間を、深い話にもなりました。良かったです」と説明した。
谷口が川崎に在籍した9シーズンを、中村氏は共に過ごしている。多くの難しい時間を共有した関係ではあるが、それでも、その反応はファン・サポーターと変わりなかったようだ。というのも、谷口が中村氏に最初に掛けられた言葉が「もう何でだよ⁉」というものだったからだ。