日本代表ＤＦ長友佑都を、もう一度ワールドカップに向かわせるきっかけになるかもしれない。ＦＩＦＡが動画で、世界一の「ブラボー」を公開したのだ。
世に出る時期がもう少し早ければ、今年の流行語大賞獲得もあったかもしれない。それくらいに、「ブラボー」は日本を席巻した。
かつては「アモーレ」を世に広めた長友の最新作品だ。ドイツ代表、スペイン代表といった優勝経験国と同じグループに入り、決勝トーナメント進出は難しそうだとみられていた日本代表だが、初戦でドイツ代表を破ると、グループ最終戦ではスペインも撃破。その過程で仲間を大声で称える長友の「ブラボー」は、選手だけではなく日本で応援するファンの心も奮い立たせた。
だが、上には上がいるということかもしれない。ＦＩＦＡは２１日、ツイッター公式アカウントで、ある動画を公開した。
ピッチに立つのは、オレンジのユニフォームの選手たちと、ペナルティースポットのボールの前にいるのはリオネル・メッシ。状況から見て、アルゼンチン代表とオランダ代表による、準々決勝の後半２８分の場面であるようだ。
マルコス・アクーニャが獲得したＰＫを、メッシが蹴る。緩い助走から、ゴール右隅に正確に蹴り込んだ。
ゴール映像ではあるが、見応えがあるのは、ここからだった。カメラの真ん前に、歓喜のメッシがやってくる。アリーナ席から見ているような映像で、次々祝福に走り寄ってくるアルゼンチン代表の選手たちと、カメラがぶつかりそうに思えるほどだった。
この動画に、ファンも興奮を隠せない。
「メッシ…メッシ…メッシ…」
「メッシが史上最高」
「この男は本当にすごい」
