１２月２５日、カタール1部への移籍が決定的となっているサッカー日本代表DF谷口彰悟の送別会が川崎市内で行われた。
会場にこの日集まったサポーターは、なんと２６３５人。チームに９年間在籍し、そして、キャプテンを務めてチームに連覇をもたらした功労者を見送ろうと異例の人数が駆け付けた。
これまで着用した歴代のユニフォームが飾られた中、谷口は“ブルーサンタ”と呼ばれる、青いサンタクロースの姿で登場。最後の舞台でこのまさかの衣装に、「フロンターレらしいなと。最後の最後まで」と笑顔を浮かべた。
サポーターの前でマイクを握った元主将は、この移籍を決断したことに対して、「なんてバカなことをしているんだろうなと思う自分もまだいる」と率直な思いを述べながらも、自身の成長のために下したことと説明。新天地へと決意をにじませた。
この送別会は、サポーター有志が中心となって開催されたもの。実は谷口が日本を離れる直前の開催で、送別会後には、「まだまだ（渡航の）準備を整えないといけない状況」という中で参加したものだったことを明かしている。それでも、「一人ひとりに挨拶できてよかった」と笑顔を見せたように、集まったサポーター全員とグータッチをしてみせた。
