■「PK戦は運じゃないね」
2本目のPKは、試合を決するPK戦でのもの。先行のフランス代表の最初のキッカーをエムバペが務めて見事に決める中、後攻のアルゼンチンの最初のキッカーはメッシ。ここで見せたのは、まさかのコロコロPKだった。
ロリスが1本目とは逆方向に飛ぶのを十分に確認した後かのような落ち着きで、左足で地面をコロコロと転がすようなキックを選択。中央やや左に優しく蹴り込み、すぐに手を挙げて喜んでみせた。
このPKには、以下のような感想が並んでいた。
「メッシのコロコロPKが後続に落ち着きをもたらしたよな」
「PK戦は運じゃないね。だって、メッシの顔に俺は絶対外さない、って書いてあったもん」
「メッシのPK、あの落ち着きようはなんだ化物か。化物だったわ」
「メッシのPK痺れた」
「PKでコロコロするメッシとど真ん中に蹴るディバラやばすぎ メンタルオリハルコンじゃん」
日本代表はクロアチア代表とのPK戦で敗れたことで今大会は敗退。その際、4人中1人しか決められなかったことで、PKについて議論となっていた。
そんな中で見せた、このメッシの技術と落ち着き。酸いも甘いも知る世界トッププレイヤーは、そのPKですらも別格だった。