【フランス代表vsモロッコ代表 12月14日】
想定外の準決勝カードにワクワク感があった。
スタジアムは真っ赤にはならなかったけれど、スタンドは少数のフランス人に対してモロッコが支配していた。
2013年12月にモロッコのマラケシュで行われたクラブワールドカップの準決勝でアトレチコ・ミネイロに勝利したラジャ・カサブランカは決勝にコマを進めた。
その夜、スタジアムから街まではまさにお祭り騒ぎで大渋滞、バスの屋根には多くの若者が立って踊っていた。
そんなとこを思い出していた。
夕刻、ドーハ市内のホテルやレジデンスの前には赤色が目立ち始めた。アラブの黒い民族衣装をアレンジして派手なモロッコ色を着た女性たちの姿もあった。
私はモロッコの粘りを期待していた。
だが、フランスは5分にテオ・エルナンデスのゴールが決まってしまった。
早すぎた。