「大きな差だったと思う」サッカー日本代表・鎌田大地がカタールW杯クロアチア戦のピッチで感じた「違い」。「立ってるだけでも空気感が違う」からこそ、自身に課した4年後の姿の画像
サッカー日本代表・鎌田大地 撮影:中地拓也

 サッカー日本代表はクロアチアにPK戦の末に敗れたことで、目標としてベスト8にたどり着くことができなかった。応援している人にとっては、ボールをある程度保持できたこともあって、勝利が絶対条件に思えたかもしれないが、ピッチの上で鎌田大地は「大きな差」を感じた部分もあった。

 試合直後、鎌田は120分間について、「やってる感じは、間違いなく今大会の4試合のうちで一番いい試合をしてたと思うし、ボールをプレーしようっていうのはチームとしてトライはできていた」と語るが、一方で自身については、「期待値的には得点を取ってほしかった選手だと思うが、それができなかったことは自分の実力不足」と、足りない部分に反省の弁を述べていた。

 前半、惜しい場面があった。本人も、「切り返しまではすごい良かったと思う。でも、そのあとはあんまり覚えてない」と言うしかなかった。

 その前半を1点リードで折り返し、迎えた後半に、鎌田が差を感じた部分があった。試合翌日の朝、鎌田は、「昨日に関しては、自分たちは今までと違ってしっかり前半を捨てずに、ちゃんとプレーとトライはしてたと思う」と、試合後の振り返りと同じ気持ちを持っていた。

 しかし、「ただやっぱり後半に運動量が少し下がって、セカンドボールを拾われたりだとか、なかなか前に行けないっていう状態が続いた」と語るが、それについて、クロアチアの中盤の選手の質が影響したと考えている。

「クロアチアにはモドリッチだったりコバチッチ、ブロゾビッチっていう選手がいて、日本には彼らのようなクオリティだったり時間を使えたりだとか、余裕を持たせてあげられる選手がいなかったっていうのは大きな差だったと思う」

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