12月4日に行われたWEリーグ第5節で、驚愕のスーパーゴールが生まれた。SNSで動画が公開されると、現在カタール・ワールドカップで戦うサムライブルーの選手に重ねる声が相次いでいる。
サンフレッチェ広島レジーナは5日、日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦した。ベレーザと言えば、多くの名手を輩出してきた名門クラブ。その強豪相手にレジーナは1-0で勝利をつかんだが、決勝点は見事なものだった。
試合は0-0でハーフタイムに突入。ベレーザにチャンスをつくられ、チームとしては厳しい時間が続いたが、その空気を驚愕のゴールが吹き飛ばした。
レジーナは63分、GK木稲瑠那が前線へとボールを送った。滞空時間が長くなったこのパスを、FW上野真実がヘディングで流す。これを受けたのは中嶋淑乃だった。
今年7月になでしこジャパンに選出された急成長中のアタッカーは、ペナルティーエリア左でボールに追いつくと、そのまま一気に加速。相手DFを力強く振り切り、角度のないところから逆サイドにゴールを突き刺した。この先制ゴールが決勝点となり、チームに大きな勝点3をもたらしている。
レジーナは、この動画をツイッター公式アカウントで公開。引用ツイートによって拡散も進んでいるが、目立つのは男子の日本代表選手になぞらえる声だ。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーのニアサイドを打ち破った「浅野拓磨ばりやん」との評価もあったが、もっと多いのは現在旬のあの選手に重ねるコメントだった。