■「課題の方が多いです」
とはいえ、手応えもあったはずで、重ねてそれを聞いてみると、「もちろん1対1だったり、落ち着いてできた部分っていうのはあるし、それは今までチームでやってきたことの積み上げがこの大会でも出せたと思うので、そこは手応えとして持ってもいいと思います」としたうえで、「でもやっぱり物足りなさを感じてるので、課題の方が多いです」と口にしたのだった。
この質問の前に板倉は、「まずは個人で守れる強さを身につけないといけないなっていうのを感じてます」と個の強化の重要性を挙げており、「そこはもう日々レベルアップしていくしかないし、そこにゴールはないので、どんどん強くしていかないといけない」と警戒感をあらわにしていた。
それも、4年後にピッチに立つ自分の姿を思い浮かべているからだ。
「もう今すぐにでも、もう1回(W杯を)戦いたいなと思いますし、4年後になってしまいますけど、必ずこのベスト16という壁を破りにW杯に帰ってきたい」
背番号4の視線は、北米に向けられている。