「ただお願いするだけではなく…」 サッカー日本代表FW三笘薫のチームメイトが示唆した、「W杯で選手のユニフォームをゲットする方法」! FIFA公式も 「交換を申し出よう」と例を挙げるの画像
ワールドカップは、いろいろなことを教えてくれる 撮影:中地拓也

 これぞ、選手のユニフォームをゲットする方法だ! FIFAが秘伝となりかねない動画を披露した。

 試合後、選手同士はユニフォームの交換を行うことがある。対戦相手でさえも記憶とともにとどめおきたいのだから、ファンであるならばなおさら応援しているチームの選手のユニフォームが欲しいことだろう。ただし、スタジアムに集まった多くの観客の中からただひとり、選手の注意を引いてお宝を手にするのは、まさに至難の業である。

 だが、その攻略法が見つかったかもしれない。FIFAが26日にツイッター公式アカウントで公開した動画は、大きなヒントとなりそうなのだ。

 動画の主役は、エクアドル代表MFモイセス・カイセド。そして、応援のためにやって来たファンである。

 場面はどうやら、25日に行われたオランダ戦の後のスタジアムであるようだ。大会開幕戦となるグループA初戦で開催国のカタール代表に2-0で勝利したエクアドル代表は、開始6分でオランダに先制を許したものの、後半にゴールを奪って引き分けた。2試合を終え、エクアドルとオランダは1勝1分で、勝点から得失点の数に至るまで並んでいる。

 ひとまずは強敵との試合で勝点1を手にして、安どの気持ちもあったのかもしれない。スタンドに近づいた上半身裸のカイセドは、スタンドにいるファンを指差して、手にしたユニフォームを投げようとする。

 いや、正しくはファンがカイセドを引き寄せた、というべきかもしれない。何しろ、先手を打ったのはファンなのだ。カイセドにもらうより早く、自分が持っていたユニフォームを選手に向けて放っている。その結果、確実に記念の品を手に入れることに成功した。

 ただもらうだけではなく、交換する。考えてみればそれこそがフェアであり、選手を振り向かせる方法なのかもしれない。FIFAは「ただユニフォームをお願いするのではなく、交換を申し出よう」と笑顔の絵文字とともに投稿している。

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