■なぜ後半に盛り返せたのか

大住「前半は本当にドイツのテンポが良くて、日本はついていけなくなって、いいようにやられていたもんね。どうして後半、ドイツのテンポが落ちたのかな」

後藤「ドイツは大きな問題を抱えているんだろうな、とは思うけど、分からないな。ただ、最近のドイツは90分間良い試合をしたことがない」

大住「5バック気味にした日本のサイドにスペースがなくなったから、というだけではないような気がする」

後藤「日本のシステム変更と、なぜだか分からないけどドイツのテンポが落ちてきたのがかみ合って、展開が変わっちゃった。その理由は、お互いにいろいろ考えないといけないんだろうな。

 でもね、こういう話というのは、互角の相手との試合後の感想だよね。日本も随分強くなったと思っていたけれど、前半だけならやっぱり差があるのかなと感じた。でも後半はそんなことはなくて、ドイツはかなり慌てていたもんね。アントニオ・リュディガーなんて、最後の方には浅野拓磨を怖がっている場面があったじゃない」

大住「そうなんだよね。浅野にびびっていたからね。サッカーでは“2つのハーフがある競技”という言い方をするけど、その典型だったよね。前半は0-4になってもおかしくないような内容だったけど、後半は“行ってこい”という流れになって、権田修一がよく防いでくれているうちに同点、さらには逆転という、驚くような展開だった。サッカーじゃなければ、こういう試合はないんじゃないかな」

後藤「そんなことないよ。ラグビーでも、前半と後半で流れが変わることはあるよ。だけど、今回は偶然の勝利じゃないから」

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