■相馬勇紀が存在感を出せるか
もう一つの懸念点は、今大会でジョーカーとしての役割が期待される三笘薫の不在だ。同選手は現時点で代表に合流できておらず、カナダ戦にも帯同しないことが明らかにされている。そのため、ジョーカーの筆頭候補は相馬勇紀ということになる。本大会でも三笘のコンディションが整わない場合、そして、三笘が先発で出た場合に、貴重な存在となるはずだ。
タッチラインを踏むようにしたポジションでのドリブルを武器とする2人だが、そのプレータイプは異なるもの。三笘の方が代表でのプレー時間が長いためチームメイトから理解されているが、相馬にもきっと多くの出番があるだけに、そのプレースタイルをピッチの上で共有しておきたい。
また、相馬は左右両サイドでプレーすることができる。仮に三笘と相馬が両立できれば、得点が欲しい場面で両サイドに“槍”を構えることもできる。カナダ戦では、“ジョーカー”の使い方にも注目したい。
日本代表とカナダ代表のキックオフ時間は日本時間の11月17日、午後10時40分。NHK総合で、そのラストマッチを見守ることができる。