■11月17日/国際親善試合 日本代表ーカナダ代表(アルマクトゥームスタジアム)
11月20日、いよいよカタールワールドカップが開幕。日本代表は23日にドイツ代表との初戦を迎え、27日にコスタリカ代表、12月1日にスペイン代表と対戦する。
本大会を前にした11月17日、サムライブルーはカナダ代表とテストマッチを行う予定だ。UAEを舞台にした最後の実戦で、森保ジャパンはいくつかいくつかの確認作業を本番前ラストマッチで行うことになる。
現地時間の11月16日、日本代表は17日に行うカナダ戦の帯同メンバーを23人にすると発表した。体調不良で合流が遅れている三笘薫に加え、遠藤航と守田英正の2人がドーハに残って調整を続けるという。遠藤はブンデスリーガのヘルタ戦で起きた脳震とうからの復帰プロトコルの途中であるため、そして、守田は左ふくらはぎに違和感があるためだという。
日本代表はドイツ遠征でのアメリカ戦のスターティングメンバーが基本軸になると想定され、このカナダ戦もそのメンバーがベースになると見られていた。となると、その際にWボランチを詰めた遠藤と守田が丸ごといなくなることとなる。また前項で触れたように、中山雄太は負傷で大会参加がかなわなくなっている。
ふつうに考えれば、カナダ戦のWボランチには、アメリカ戦後にターンオーバーで行われたエクアドル戦で先発した柴崎岳と田中碧の2人が想定される。しかし、一方で田中もコンディションに不安を抱えており、直近のリーグ戦を欠場していた。そのため、どのようなメンバーで挑むのかはもちろん、遠藤・守田と柴崎・田中では、特徴が違うことによって生じる影響について整理する必要がある。
カナダ戦を、アメリカ戦の戦い方を整理するテストマッチとして捉えるのか。それとも柴崎・田中を組み込んで新たな戦い方を想定するのか。正解はないだろうが、本番直前にこのようなアクシデントが出ることは、それを乗り越えるうえでチームに大きなものをもたらすと期待したい。