■11月12日/2022アジアツアー 川崎フロンターレ3―1BGパトゥム・ユナイテッドFC
11月12日、川崎フロンターレのアジアツアーの初戦がタイのBGスタジアムで行われた。DF谷口彰悟とDF山根視来の最終ライン2人をカタールワールドカップ日本代表メンバーに招集されたために欠いたものの、力の差を見せつける結果となった。
とはいえ、一時、同点に追いつかれるいやな展開であった。左ウイングで先発した宮城天を中心にチャンスを作りながらも、前半はスコアレスで折り返す。それでも後半12分に知念慶が均衡を破ったものの、同18分に同点弾を許してしまったのだ。
しかし、そのわずか2分後のことだった。橘田の会心のゴールで勝ち越しに成功するのだ。途中出場のマルシーニョが左サイド深くでボールを持ち、相手DFと対峙しながら中にボールを入れようとする。これは相手選手に当たってしまい、そのルーズボールがマイナス気味に転がっていく。
そこに詰めたのが背番号8だった。常にさまざまな場所に顔を出す守備職人がペナルティエリア内で、それをダイレクトでシュート。右足から放たれたボールは、きれいな弧を描くようにしてファーのコースを射抜いたのだ。
2-1と再びリードする展開に持ち込んだ川崎は、その後、退場者を出して数的不利に陥るもののマルシーニョの追加点を奪って3-1で勝利。2022Jリーグアジアチャレンジinタイの初戦を白星で飾った。