１１月５日、今季のJ１最終節が行われた。柏レイソルは湘南ベルマーレを三共F柏に迎えて、ラストマッチを戦った。
この試合で、両チームのサポーターが気持ちを一つにした場面があった。それは、工藤壮人さんへの惜別の瞬間だ。柏のサポーターからかつて所属した元日本代表FWに向けてチャントが送られると、湘南サポーターも拍手が送られた。
追悼ムービーが液晶画面に流された場面も、その一つだ。工藤さんは柏の下部組織に所属し、２００９年にトップチームに昇格。２０１５年までの７シーズンをこのクラブで過ごし、カナダのクラブへと巣立っていった。
流されたムービーは、少年時代のプライベートな写真、下部組織時代の様子、そして、プロ入り後に柏で過ごした日々を切り取ったものが凝縮されたもの。優勝時にトロフィーを持った場面などもあり、このクラブの歴史に刻まれた一コマ一コマにその姿があったことが分かる。
柏レイソルはこの動画を以下のテキストとともに公式ツイッターに投稿し、さらに、その全編をyoutubeで公開している。
「今日スタジアムで流したクドーのムービーです。ユース時代に日立台で共に汗を流し、そして病の報に何かできることはないかと必死に行動していたのも彼らでした。
彼らはいつまでも仲間です」
