フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地のゴールが話題を呼んでいる。
■妨害を受けるも、不敵な笑み
フランクフルトは11月1日、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節でスポルティングと対戦。鎌田は3-4-2-1のCHの一角として先発出場していた。
チームとしては勝利すれば初の決勝トーナメント進出が決まる状況だったが、前半39分に失点。自陣左サイドからクロスを上げられると、ペナルティエリア内でアルトゥール・ゴメスに頭で合わせられ、先制点を奪われた。
それでもフランクフルトは後半14分にPKを獲得。同点に追いつく絶好の機会でキッカーを務めたのは鎌田だった。ところがボールをセットした日本代表MFは、敵サポーターからレーザーポインターの光を顔面に当てられてしまう。
思わぬ妨害を受けた鎌田だったが、この事態をもろともしない。照射を受けた直後にニヤリと不敵に笑って、主審の笛が吹かれた直後に助走開始。GKの逆を突いてゴール右に突き刺し、PKの勝者になった。
その10分後、フランクフルトは逆転に成功。ペナルティエリア右に抜け出したランダル・コロ・ムアニがボレーシュートをファーサイドに叩き込み、リードを奪う。
この得点が決勝点になり、チームは2-1で勝利。クラブ初のCLグループステージ突破を果たしている。