GKシュミット・ダニエルのカタールワールドカップ日本代表選出にJ2クラブのファンにも喜びが広がる! 「白岳ユニ着てる!!」「熊本が育てたと言っても過言ではない」など歓喜の声の画像
シュミット・ダニエルの日本代表選出を、多くの人が喜んだ 撮影:中地拓也

 シント・トロイデンに所属するシュミット・ダニエルが、カタール・ワールドカップに挑む日本代表に選出された。その喜びは、J2クラブのファンの間にも広がっている。

 日本サッカー協会は1日、今月開幕するカタールW杯に臨む26人の選手を発表した。外れる選手の心情も思いやりながら、森保一監督が26人の名前を読み上げた。

 コロナ禍で1試合の交代人数の上限が拡大されているが、このルールはワールドカップでも適用されることになった。また、それに伴い登録メンバーの数も、これまでの23人から26人に拡大している。登録人数拡大分はフィールドプレーヤーにあてられ、GKは通例どおりに3人のままだった。日本代表に選ばれたのは、川島永嗣権田修一、シュミット・ダニエルの3人だ。

 川島は2010年大会から数えて4度目のW杯メンバー選出となる。権田は出場機会はなかったものの、2014年大会のメンバーに選出されている。30歳のシュミットは、これが初選出となる。

 発表を受け、シュミットはツイッター公式アカウントを更新。子どもの頃の写真と、日本代表の試合に出場した写真を並べながら、「サッカーを始めた頃、漠然と思い描いていた舞台へ 今まで自分に関わってくださった人たちへの感謝の思いとともに、日本代表の勝利のために全力を尽くします」と喜びと感謝の言葉をつづった。

 Jリーグも、選出された選手たちの写真とともに、祝福のコメントを次々投稿。もちろんシュミットの写真も投稿されているのだが、ここで目立つのがJ2のロアッソ熊本のファンと思われる人々の声だ。

 2014年にベガルタ仙台に加入してプロキャリアをスタートさせたシュミットだが、ルーキーイヤーの4月、GKにケガ人が続いた熊本に育成型期限付き移籍した。1か月だけで仙台に戻ったのだが、この移籍先でプロデビューを飾っている。

 翌15年にもシーズン途中に熊本に期限付き移籍し、26試合に出場。苦しんでいたチームの大きな助けとなった。

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