ハダースフィールド・タウンに所属する日本代表DF中山雄太が、予想外のスーパーゴールを決めた。
■「狙ったかどうかは定かではないが…」
ハダースフィールドは10月29日、チャンピオンシップ(イングランド2部)の第18節でミルウォールと対戦した。
左SBとしてスタメン出場していた中山は前半9分、敵陣左サイドでボールを持ってペナルティエリア内に向かって左足を振り抜いた。キック地点はゴールからは約35m離れており、放たれたボールに威力もなかったためクロスを送ったかに思われたが、ボールは味方選手ではなくゴールに向かって進んでいく。すると、わずかにゴールラインから飛び出していたGKの頭上を越えて右サイドネットに吸い込まれ、得点が決まってしまったのだ。
敵・味方・サポーター、見る者全ての意表を突いたような“仰天ゴール”でリードを奪うと、結局これが決勝点に。ハダースフィールドが1-0で勝利を挙げて最下位から脱出している。
予想外のロングシュートを決めた中山について、地元紙は「狙ったかどうかは定かではないが、重要なのは結果。オールラウンドにプレーしていた」と寸評した。
SNSでは、中山のゴールが狙い通りだったかどうかの議論で盛り上がっている。
「狙ってたらデ・ブライネ越え」
「これフォーム的に完全に狙ってるやん」
「最初見た時はミスキックと思いましたが…10回連続で観ると狙ったのではないかと思えてきました」